OECD - パリ、2021年9月15日
経済協力開発機構(OECD)は、河野正道事務次長の後任として、武内良樹氏を新たに事務次長に任命しました。
日本国籍の武内氏は、日本の財務省で約40年間にわたり活躍した後、現在は財務省顧問を務めています。過去10年間は、財務省で財務官、国際局長を務めるとともに、G7、G20、IDA、IMFCなど多くの国際フォーラムにおける財務大臣代理など、他の要職も歴任しました。また、IMF、世界銀行、アジア開発銀行やその他の地域開発金融機関と、緊密に協働してきました。
武内氏は、日本が議長国を務めたG20において、財務省国際局長として財務トラックを率い、特にデジタル課税、質の高いインフラ投資、資本フロー管理、グローバルインバランスなどに注力しました。オックスフォード大学で修士号を取得、英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)で研究員を務めました。
マティアス・コーマンOECD事務総長は「武内氏は、OECDのシニア・リーダーシップ・チームに豊富な経験と知識をもたらしてくれる。回復の力と質を最適化し、気候変動対策を進め、経済のデジタル変革に対応し、世界貿易の持続可能な拡大を支援する取り組みを強化していく中で、武内氏と緊密に協力していきたい」と述べました。
また、「河野正道氏には、4年以上にわたり事務次長としてOECDに多大な貢献をしていただいたことに、心からの感謝と敬意を表したい。河野氏は、特に金融サービスと気候変動政策の分野で強力なリーダーシップを発揮してくれた」と述べました。
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